セネガルで野菜栽培指導
青年海外協力隊
八高園芸科出身の高橋瑞樹さん
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剣道は3段の腕前。「日本や八丈島の文化も伝えていきたい」と高橋さんと山下町長
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八高園芸科出身の高橋瑞樹さん(25)が、青年海外協力隊として、2年間、西アフリカのセネガル共和国に赴任する。8日、町役場を訪問し、山下町長に報告を行った。
八高園芸科から、東京農大へ進学。トキタ種苗に就職しトマトの品種改良などに携わってきた。海外で農業関連の仕事をするという小さな頃からの希望を叶えるため、今回会社を辞め、青年海外協力隊に応募した。
セネガルはアフリカ西端の国で、人口約1300万人。公用語はフランス語。首都ダカールは、かつてのパリ‐ダカールラリーのゴール地点として知られる。産業は農漁業が主体で、水産物ではタコ、農産物はピーナッツ栽培などが有名だ。
高橋さんは現地の職業訓練校で野菜栽培の指導に当たる。生徒は15歳〜20歳代の約35人。「少しでも多くの野菜が生産できるように協力したい」と高橋さん。山下町長は「お金になる野菜の生産を支援してください。任期を終えた後は島に帰って来て、農業を盛り上げてほしい」とエールを送った。
日本出発は7月22日。父で元八高園芸科教諭の高橋誠さんも、教員時代に青年海外協力隊としてケニアへ赴任した経験を持つ。親子2代での協力隊となった。 |