第3655号 2016年(平成28年)6月10日 金曜日
● 来島者動向実態調査 12〜2月分集計 やってみたい1位「星空観察」 初めて63% 関東71% 一人旅31% レンタカー51% 冬でも八丈富士 接客 好評価72% ● 視点 旅行者の視点に立って ● 梅雨入り 体育祭 ● 坂上で説明会 地元有志が合同会社設立へ 地熱発電事業 公募に参入 地元還元は金銭で ● 島じまん2016 島ずし4千食完売! ● 八丈のサクラ材使ったハンドメイドギター 豊かな杢の陰影 ふくよかな音 長野県の老舗ブランドが10本制作 ● 黄八丈織協 着尺347反 帯221本 ────昨年度の生産量 新理事長に磯風Y一郎さん ● 「八丈のみなさんも挑戦を」 現代手織物クラフト公募展 ● 漂流者のドラマに光 著者は探検家 煖エ大輔さん 『鳥島漂着物語』 ● 展覧会 3作家のとんぼ玉アート 7月1日〜5日 島内2会場で ● 15-16年シーズンのクロアシアホウドリ 1ペアが抱卵も… ● 青ヶ島沖海底に金 東大チーム 熱水鉱床で発見 ● 5月の来島者減少 ● 軟式野球序盤戦 15年度表彰者 ● 消防団夏季訓練と功労者表彰 ● 南海俳壇 八丈俳句会(六月例会) ● 投稿 フォークダンスで懐かしの輪 ● たんしん 檜会の発表会 19日、町ホールで 八丈島ロベの会主催「地域で見守る認知症・統合失調症」 19日、七島信用組合2階ホールで フジテレビの番組「ぶらぶらサタデー・離島へ行こう」 18日、八丈島が登場予定 八丈島テニスクラブ春季テニス大会結果
八丈のサクラ材使ったハンドメイドギター 豊かな杢の陰影 ふくよかな音 長野県のメーカーが10本制作
希少部材を使用したハンドメイトとあって、希望小売価格は25〜38万円(税抜き) (写真提供:株式会社ディバイザー)
トラ杢が美しいバック
サクラの花びらのインレイ(細工)が埋め込まれている 八丈島に自生するオオシマザクラの巨木
八丈島のサクラの木を使ったハンドメイドギターが販売され、話題になっている。長野県松本市のアコースティックギターブランド「ヘッドウェイ」が今年4月に10本を制作し、5月21、22日に開かれた「TOKYOハンドクラフトギターフェス2016」にも出品した。 一般にアコースティックギターにはローズウッド、マホガニー、スプルースなどの輸入木材が使用されるが、同社では見ても触っても楽しいギターをと、以前から屋久杉や月桂樹など、国内産の木を使ったギターを制作していた。3年前からは地元長野県のサクラ材を使ったギターを制作し、外観のデザインにもサクラのモチーフを取り入れるなどして好評を得ているという。 八丈島のサクラは、ギター職人が買い付けに行った材木屋で、倉庫の片隅にわずかに保存されているものと偶然出会った。それまで使用していたサクラの木と比べ色が濃く、トラ杢(木目)の陰影も豊かで強烈なインパクトを放っていた。 少し柔らかく粘りのある材質のサクラはボディ(サイド&バック)に使用し、杢を生かすよう塗装も薄めにした。パンフレットには「中低音域がふくよかで、倍音も適度に感じられ、長く弾いても疲れないなど、心地よいサウンドが期待できるギターに仕上がった」と説明されており、八丈島民としては一度はその音を聞いてみたくなる。