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第3627号  2015年(平成27年)4月10日 金曜日


空から春を…  
● プレミアム商品券  1億4千万円分発行   国の地域活性化交付金で
    購入限度額1人3万円 使用期間7月中旬〜11月末 
    総合戦略策定事業に1千万円分 
● 「次の4年は攻めの姿勢で」  山下町長が2期目出馬表明 町議会最終日
● 濃霧にすっぽり  台風は早くも5号
● 来島者2ヶ月連続増


● シーパーク休館  多方面に影響必至  5月末で
    「しかたない」では…

● 甲子園目指す強豪  千葉英和が八丈合宿
    八高と練習試合も
    公式用ネット必要
● 観光協会補助の執行 議会で綱引き  「総会の結論みて」 山下町長
    協会運営に支障
 
 
● 利用拡大検討委で事業者公募条件案協議  3,300Kw 最低15年間  電力安定供給、町との協定締結が前提
    成功のカギ 東電との協力体制
    「地元還元策提案を」   
    「都の直接関与は考えていない」 
● 永郷小跡地に記念碑建立  彫刻2体 「旅立ち」 「アップル」
   
● 春の異動

● 寄稿  ロードレースのこと  神奈川県藤沢市 川越洋一さん
● あしたば入りドレッシング  TV番組で1位
● BOOKS  「戦場」 亀山亮 著  
      『INDIAN SUMMER』 平山昭一遺稿詩集

● たんしん 「ジャイアントリリー」がえこ・あぐりまーとで開花。日本ではめったに見られない珍しい植物
       樫立・中之郷両地域の敬老会が12日、11時から各地域公民館で
       あびの実「一日冒険あそび場」が19日10時〜14時、垂戸海岸キャンプ場で
       15年度八丈町事業説明会は20日13時30分から町ホールで

● フリージアインフィオラータ2015  町ホールに黄八丈姿の「めならべ」
● 台湾公演…八丈太鼓が大絶賛  阿美族とのセッションも
    台湾の新聞に八丈の話題が…
 
● 監視カメラで確認 小島で14羽  クロアシアホウドリ 来期の繁殖に期待

● マルチコプターで「撮る」楽しさ加わり  ラジコン熱再燃!  浅沼秀吉さん

 


空から春を…

 





オオシマザクラの白が山すそを染める季節。話題のドローン(マルチコプター)で、三根・浅沼秀吉さん(68)に上空から八丈の春を撮影してもらった。写真上は旧測候所上の八丈富士のすそ野に広がる白いパッチーワーク(3月31日撮影)。今年は開花が遅れたフリージア畑。まつり最終日の5日、つかの間の晴れ間をぬって、なんとか咲きそろった畑を撮影した=写真下。花を見に訪れた人も、上空に浮かんだマルチコプターから伝送されてくる映像に大興奮だった。




マルチコプターで「撮る」楽しさ加わり
 ラジコン熱再燃!  浅沼秀吉さん



 三根・浅沼秀吉さんが1年ほど前から凝っているのが、マルチコプターによる空撮だ。
 数年前まで、空撮は「プロの世界」のものだったが、4本のローターで安定して飛べるマルチコプターがGPSやジャイロ機能を搭載した上に価格が下がったことや、カメラとタブレットの間での画像伝送が容易になるなどで、空撮が身近なものになってきた。  
 秀吉さんは以前からラジコンヘリを趣味で製作しており、自宅の作業場の壁や棚には30機を超える色鮮やかな自作機が並ぶ=写真。86年には、前後に2本のローター(プロペラ)を持つヘリコプターを世界で初めて自由に操縦することに成功し、雑誌『ラジコン技術』の編集長から「技術的に相当高いレベルで、快挙です」と絶賛されたことがあった(南海タイムス、86年7月13日付けで紹介)。
 電気自動車が普及するように、ラジコンの世界も今では電気モーターが主流。バッテリーのコンパクト化も進み、1回の充電で飛べる滞空時間も延びているという。
 マルチコプターによる空撮は、従来のラジコン操作に加えて、パソコンやタブレットを駆使するデジタルな世界へと変貌した。外国製の機体を使うときには、英語版ソフトとの格闘に苦しめられもする。それでも「飛ばす楽しさ」に、「空からの撮影」の醍醐味が加わり、しばらく眠っていた秀吉さんの「ラジコン趣味」に再び火が付くことになった。