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第3622号  2015年(平成27年)1月30日 金曜日


町、全協で説明 旧末吉小校舎活用で───ベトナム人向け日本語学校誘致 雇用創出、地域貢献に期待
  来年4月開校目指す
● 現施設近隣の2カ所 新クリーンセンター建設候補地

● 15年度早期に事業者選定 地熱発電拡大検討で
● 往復600円値上げ 全日空が届け出
● 観葉植物トレードフェア開催


● ふるさと納税充実は? 町への寄附 今年度56万円
  東京の各島の取り組みは…
    大島町は復興支援増加
    環境保全の目的で
● 普及を後押し 納税ポータルサイト 特産品、使い道、地域で検索
  ポータルサイト掲載で寄付者急増! 三重県名張市
  ポイント制導入 3ヶ月で1億円超 栃木県大田原市
  ファンディングでハンドボール大会 富山県氷見市
● 水紋地質調査には難色 一組、処分場の安全性強調

● 演じる喜び、観る楽しさ 文化フェス
● 今年の選挙 島しょの首長選 大島、小笠原、八丈で
● 武道始式
● 声 過剰裕福社会と人類の未来 三根・淺沼高三さん

    地熱で水素会社の最先端を 三根・淺沼烈さん
 
● 思惑一致 観葉フェア! 品不足の業界と販路探す生産者 市場・小売り関係者17人来島
  飽きないフェアに

  =2月6日= 大学サッカー 早明戦キックオフ! 八丈島合同合宿の仕上げに

● 人気のブログ 単行本に 「仕返しキャラ弁」泣き笑いエッセイ 八高生の娘と弁当コミュニケーション

● 南海俳壇 1月例会
● たんしん 各小学校の学芸会が1日、各校体育館で

       八高の「課題研究発表会」は家政科が3日13時30分〜、園芸科が4日13時〜、同校実習棟で

       P連作品展が7日10〜16時、8日9〜11時30分、大小体育館で
       あびの実「一日冒険遊び場」が8日10〜14時、神港児童遊園地で
      
      

      

 

 

観葉植物トレードフェア開催  

品不足の業界と販路探す生産者 思惑一致 観葉フェア!  

 




コミュニティセンターで、開会式と名刺交換会が行われた





温室を回り生産者から直接買い付けを行う市場関係者






 22、23両日、「八丈島観葉植物トレードフェア」が開かれ、首都圏や大阪、名古屋から市場、園芸事業者など15社17人が参加した。かつては「全国競り市」が開かれるなど、活況を呈した八丈島の観葉生産。「少しでも元気を取り戻すきっかけになれば」と、八農振などの若手生産者が中心になってフェアを企画、実現した。        
 「フェアはやることに大きな意義があり、実現した若手の行動力は評価できる。他産地ではすっかり定着しており、八丈島もぜひ続けてほしい」──など、今回のトレードフェアは、参加した市場関係者らの多くから、歓迎の声が聞かれた。
 22日、コミュニティセンターで行われた開会式で、同部会の菊池寛会長は、「バブル崩壊以降、価格が低迷し全国的に生産が減る中で、私たちは地道に生産を続けてきた。ここへきて変化に富んだ独特の八丈の生産品が評価されるようになってきた。八丈は小さい島だが、その中できらりと光る八丈島の植物を育てていきたい。これからも足繁く通ってください」と、集まった業界関係者に呼びかけた。
 また、持丸孝松副町長は「みなさまの力で20年の東京五輪に八丈の植物を参加させてください」とあいさつ。JA東京島しょの菊池勝男組合長は「30年前は花や観葉は農業ではないと言われたが、こうして島の園芸は生き残ってきた。情報の受発信に力を入れて島の農業を発展させたい」と決意を述べた。
 参加者は、コミュニティセンターで展示品の品定めを行った後、6つの班に分かれて22日は坂上、翌23日は坂下の各生産者の圃場を巡り、生産者と話を交わしながら直接取り引きを行った。
 市場関係者は「例えばケンチャやシェフレラも10年、20年は当たり前で、年数的にここまでのものは八丈以外にはない。オーガスタも形や幹上がりが違う。目利きがここまで見にこなければいいものは買えないおもしろさが魅力で、初めてのフェアでもこれだけ人が集まった。こちらも飛行機代を出して来てますから、タダでは帰れない。仕入れに力が入ります」と話していた。
 また、「後継者難や高齢化で全国的に生産者数が減っていることもあるが、観葉は品薄。商業施設やオリンピックの需要で大物などへのニーズは高く、揃えようとしたら沖縄か指宿、八丈しかない。首都圏から近い八丈産は持ちが良く、買ってから養生しなくてもお金を稼いでくれるので重宝しています」と、貸し鉢屋さん。
 全体の取引数は未集計だが、中には初の現地商談会に「ご祝儀」の意味合いも含めてか大量に買い付けた業者もいた。また、付き合いのない市場関係者と話をすることで、販路の裾野が広がったのをはじめ、最新の市場や消費のトレンドもわかり、今後の生産方法や品種選択にも大きなプラス材料になった。