台風18号の北東風に流されたのか、28日頃から大賀郷園地に5羽のマガンが姿を見せている。国の天然記念物で、この時期、ユーラシア大陸から全国の越冬地に飛来する渡り鳥だ。
5羽は芝生の上を移動しながら、せっせと餌になる草の種子などをついばんでいる。人の姿を見ても逃げる様子はないが、あまり近寄ると1羽が警戒の声を発して、群れは一定の距離を保つように移動する。
マガンは家族単位で行動することが多いが、八丈ビジターセンターによれば、この群れは5羽のうち2羽が成鳥で、3羽は若鳥のようだ。