伝統工芸に新しい感覚や素材、技術を取り入れた作品を評価する「第7回東京の伝統的工芸品チャレンジ大賞」の大賞(都知事賞)に、八丈民芸やましたの「黄八丈月桃(げっとう)染めスカーフ」が選ばれた。
「本場黄八丈」の色は黄、樺、黒をベースに中間色とで染め合わせるが、「月桃染スカーフ」は、これに淡い黄色と、島内産の月桃の茎や葉、根からとった淡いピンク色を加えた作品。
冬鳥のオオバン2羽が、ひと月ぐらい前から八重根漁港に飛来し、水中に潜ってエサをついばんだり、陸に上がって毛づくろいなどしている。全身が黒灰色で目が赤く、額とクチバシが白い。八丈ビジターセンターによると、三宅島には毎年100羽以上渡ってくるが、八丈島ではそれほど多くは見られない。今年は11月ごろ、三根の和泉親水公園で2羽確認したという。八重根漁港にいるのは、その2羽なのだろうか。7日現在も港内で元気な姿が見られた。
八丈島に伝わる原始織「カッペタ織」を学ぶためイギリス人、オリバー・ル・グレズリーさん(24)が、中之郷の黄八丈めゆ工房で、9月22日から体験し、整経から織りまでのすべての技法を習得した。