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第3486号  2011年(平成23年)6月24日金曜日


浄化槽使用料 月額2500円に 町の合併浄化槽整備推進事業計画案固まる
  設置費は町が全額補助 業務用 事業者負担重く… 汚泥処理料 全戸から徴収
● 建て屋立ち上がる 汚泥再生処理センター
● 初の女性消防団員誕生 中之郷分団 山口邦美さん
● 「災害に強い消防団を」 沖山孝雅消防団長に藍綬褒章
● 設置世帯約3割 火災警報器届出数
● ふれあい牧場展望台に車イス用スロープ
電気自動車レンタル事業 都の5千万円補助で
● 大中体育館床板全面張り替え工事
● 町議会8日議決契約 富士見第2団地B棟8戸を整備 南原野球場環境整備工事 浮漁礁資材は随契

● ハワイが福島の被災者受け入れ 7月に90人が出発 夏の3ヶ月間、ホームステイで滞在
● 漂う腐臭、大量のハエ… 息の長い支援を 被災地岩手でボランティア 水谷知世さん
● 今年度新規事業は バス代補助と広報ムービー 観光振興実行委員会
● 19日、突風と豪雨 八重根で被害も
● 新刊 ネイチャーウォッチングガイドブック「海水魚」 加藤昌一さん
● 南海俳壇6月例会
● 霞ヶ浦高今年もインターハイへ
● たんしん テレビ東京「空から日本を見てみようスペシャル」30日19時58分〜



初の女性消防団員誕生
中之郷分団 山口邦美さん







 八丈町消防団中之郷分団に5月1日付けで、初の女性団員が誕生した。「蓮華」のママとして親しまれている山口邦美さん(46)=写真。「以前から声をかけられていて、やってみようという気持ちはあったんですが、本当に必要とされているのかどうかわからなくて。団員が減って本気で人を探していると知り、少しでもお役に立てればと入団を決意しました」と語る。

 男性に混じって活動することについては「昔から知っている仲間ばかりなので、抵抗はありませんでした。分団の人たちもみんな喜んでくれました。詰め所には男女別の公衆トイレもあり、施設面などで特に不便を感じることはありません」という。

 消防庁は03年に、全国の消防団それぞれの団員総数の10%以上を女性にする方針を打ち出しており、団員の全体数が減少する一方で、女性団員数は年々増加している。10年4月1日時点のデータでは、女性団員がいる消防団は全国で1196団(全体の52・6%)で、総数は1万9043人(同2・2%)。

 今回の入団について八丈町消防本部では「入団の条件に男女の別はなかったが、今まで希望者がいなかった。人員確保の面からも、やる気のある方がいれば、今後も受け入れていきたい」と話す。女性消防団員の活動形態は、地域の実情に合わせてさまざまだが、一人暮らしの高齢者宅の防火訪問や応急手当の普及指導など、女性のソフトな面を生かした業務も期待されている。八丈町でも女性団員が増えれば、将来的にはそのような活躍の場を設けたいという。

 「体力がないと厳しいと思われるかもしれませんが、力仕事以外にもやれることはいろいろあります。忙しいイメージもありますが、月に2回の定例出勤や年末年始の見回りなどは当番制なので、時間的にもそれほど負担にならないと思います。敷居は高くないので、自分たちの地域を守るために、たくさんの女の人たちに後に続いてほしいですね」と山口さんは笑顔で語った。