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第3476号  2011年(平成23年)3月25日金曜日


町人口8222人 前回調査より615人 7%減 2010年国勢調査 速報値発表 221減って4089世帯
町、避難者受け入れ準備 4月から空き保育園舎で50人 義援金553万円集まる
● 春休みは「里帰り避難」
● こんな図書館あったらいいな(7) 学校図書館との連携 笹本薫さん
● 都島しょ農水センター水産部門 研究成果発表会 「キンメダイ資源」「テングサ種苗生産」
● 新刊 「ひみつのウミウシ」 ウミウシのネタ満載 魅力・分類・撮影方法まで
● 南海俳壇 八丈俳句会(三月例会)
● 都知事選 4月10日投開票
みずほ銀行でシステム障害

● 東北の花き市場 セリ再開 八丈島の園芸にも影
● フリージア摘み取りできます
● さわさわ 「それぞれ…」 森清耕一氏
● 島のだいどころ(2) 野趣満点 春パスタ!
● 東電地熱館休館 計画停電に配慮
● 特例で払い戻しも
● 海の向こうの武宰士 入場料は全額義援金に
● 八高卒業生69人進路 就職の16人 全員確定
● いわきの病院からのSOSで 探していた乾電池 旅先の八丈島で購入
● 復興が動き出せば資材調達に遅れも 八丈支庁庁舎
● 都計道路街灯節電
● 町新庁舎建設工事 「工期間に合う」
● ざつおん パンドラの箱が開いてしまった
● たんしん 第1回八丈島和牛共進会審査結果
● たんしん 第23回八丈島フィッシングチャレンジカップ結果
● たんしん ソフトテニス冬季大会結果
● たんしん 空港ターミナルビル 沖縄物産展




町、避難者受け入れ準備
4月から空き保育園舎で50人





春休みは「里帰り避難」



 町は22日、町議会定例会で東日本大震災の被災者50人を受け入れる準備を進めていることを報告した。住民から寄せられた義援金も500万円を超え、18日には日本赤十字社に1回目の送金を行った。
 町が14日から町役場や各出張所で受け付けている「東北関東大震災義援金」。17日までに553万3362円が集まり、18日に日本赤十字社に1回目の送金を行った。山越整住民課長は「通常、募金は期日いっぱいまで行って送金するが、短期間に多額の募金が集まったので送金した」と、災害直後から多くの善意が寄せられたことを報告した。中には100万円を寄付した人もいたという。
 また、佐々木眞理企画財政課長は「多摩と島しょの13町村で組織する東京都町村会で600万円を被災地に送る。各町村が30万円ずつ負担して、残りは町村会の予算。被害の大きかった岩手、宮城、福島の3県に対して各200万円を送る」と説明した。
   ×   ×
 東京都から避難者の緊急受け入れの調査があり、町では4月1日以降に、あおぞら保育園に統合され、施設に空きができる末吉保育園に30人、樫立・南海保育園に20人の被災者を受け入れる意志を伝えた。佐々木昭総務課長は「食事の提供は町が責任を持つが、婦人会にも協力を得たい。両施設共に台所があり自炊もできる。お風呂がないので温泉に無料で入ってもらう」と説明した。
 また、加藤浩康教育課長は「八丈島に単身赴任している夫の元に、福島県から奥さんと2人の小学生が避難してきており、22日から三根小で子どもたちを受け入れている」との説明を行った。
 議員からは「住民の間にも避難者を受け入れたいという声がある」「長期化するので、できるだけプライバシーが保てるように」「宿泊施設の空き部屋も利用できる」などの声があった。
 山下奉也副町長は「町では国、都から受け入れ要請があったものを基本に対応していく。期間は当初、4月末までと考えていたが、都から延長できるかという問い合わせもあり、可能な限り応えていきたい。受け入れ後は住民の協力をお願いしたい」と語った。