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第3462号  2010年(平成22年)11月12日金曜日


● 大型公共事業 工事進む 
 町庁舎建設工事」複数JVが参加申請 12月1日に入札予定 「あおぞら保育園建設工事」島内最大規模の園舎
 「南原スポーツ公園野球場」人工芝敷設1月以降 「汚泥再生処理センター」本体工事に
● こんな図書館あったらいいな!(2)笹本薫さん
● 地盤改良工事中の水海山処分場 20日、初の現地見学会
ヤスデ目撃情報 あちらこちらで
明野処分場 漏水事故「調査結果を注視」一組
● 10月来島者微減
● 南海俳壇 八丈俳句会十一月例会
● 南海歌壇 あかね雲 中村元子さん
● ころばん体操で寝たきり予防 島民大学講座 山田拓実・首都大学東京准教授 八丈町では
● 秋の褒章 藍綬褒章の菊池昭人さん 園芸は天職 病気も克服
● 秋の叙勲 瑞宝双光章 懐深い奥山宜章さん
● 日展で特選2度目 伊勢崎勝人さんの洋画 いつか故郷の八丈で個展を
● 24時間ノンストップで叩こう チャレンジ八丈太鼓 12月4日午前10時スタート
● 武道大会に小中生106人
● HAT30周年で小学生作品展
● たんしん 社協福祉バザー
● たんしん OB野球秋季大会結果
● たんしん 第61回白浜会ゴルフコンペ結果



大型公共事業 工事進む












 昨年度から集中している島内各所の大型公共工事が本格的に動き始めている。夏場に好天が続いたこともあり、工事は遅れることなく順調に進んでいるという。粗造成が終わった町庁舎建設工事は、すでに指名競争入札の公募も締め切られ、資格審査を経て12月1日には入札が行われる予定。また、東京都島嶼町村一部事務組合(一組)による最終処分場建設工事は今月20日に初めての現地見学会が実施される。
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 町役場庁舎建設工事は、11月30日が工期だった敷地の粗造成工事が約1カ月早く完了した。町企画財政課によれば、工期はあらかじめ余裕を持って設定されていたが、工期中に強風などで砂塵が飛んで工事を中断するようなこともなく、順調に運んだという。
 建設工事については、10月1日付けで、「八丈町新庁舎建設工事に係る指名競争入札公募公告」が町の掲示板やホームページで行われ、同12日から29日まで受け付けを行った。同課によれば、複数の特定建設工事共同企業体(JV)からの応募があったというが、詳細は入札時まで発表しない方針。
 工事概要は鉄筋コンクリート造3階建て、建築面積4388.97平方メートル、延べ床面積7178.09平方メートル、高さ15.7メートル。工期は12年9月30日で、予定価格は35億2076万7845円(消費税相当額含む)。
 入札は12月1日を予定しており、12月議会の承認を得て契約を締結したいとしている。住民説明会は、入札後の12月中にもに実施する予定。
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 坂上地域の「南海」「真砂」「末吉」の3園が統合する保育園は、7月の町広報で名称を募集したところ36件の応募があり、その中から「あおぞら保育園」に決まった。
 すでに平屋建て鉄筋コンクリートの園舎の躯体はできあがり、これから屋根の防水工事や外壁の塗装、内装工事などが本格化する。
 建築面積は島内最大のむつみ第二保育園(813平方メートル)を上回る977.3平方メートル。工期は来年2月15日で、外構工事を来年3月いっぱいで終わらせ、4月からの開園をめざす。
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 来年3月28日が工期の南原スポーツ公園野球場建築工事は、これまでに外野フェンスのコンクリート工が終わり、現在、球場両サイドの防球ネット設置やバックネット裏のメインスタンド整備が進められている。
 町教育委員会では、「工程は順調に進んでおり、人工芝の敷設は来年1月以降になる。来年度事業で駐車場や周辺道路の整備を行う。条例を制定して、利用できるようになるのはさらに1年先になる」と話している。
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 永郷の大越アロエ園地の一角・町の旧ごみ焼却場跡地に整備する汚泥再生処理センターは、造成工事が10月29日の工期までに完了し、現在、引き渡しのための検査が実施されている。今後、現場事務所の開設などが行われ、本体施設の基礎工事などに着手する。
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 写真上は八丈支庁屋上から撮影した町庁舎建設用地。雑木林が伐開され、起伏のある地形が基準標高の71メートルをベースに数段のレベルで整地されている
 写真中は外観ができあがったあおぞら保育園。その規模は圧倒されるほど。定員は100人程度で、来年4月の入園予定者は51人が想定される
 写真下は円弧状に整備された外野フェンスの外からグラウンドを望む。左手前はセンターバックスクリーンの骨組み