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第3714号  2018年(平成30年)11月23日 金曜日


● 土砂災害警戒区域 今年度中に指定 「危険箇所 認識を」 地権者の斜面対策義務はない 
● 18日に行われた宇喜多秀家鎮魂祭 岡山市長、瀬戸内市長が参列 笑顔で「ひょん」「はー」「ほー」!
   ゆかりの5寺 住職が読経 秀家が結ぶ岡山、石川との絆
● 生きている声 響かせて 「VIVA VOCE」によるフレンドシップコンサート
   遠くリトアニアから爽やかな風 ドヴァリョナス音楽学校の生徒34人
   「温かな島 人も海も」「泳いだ生徒も」
● 浅葉杯卓球大会   韓国 中国 リトアニアからも参戦  ピンポン外交ますます盛ん!
   卓球の面白さ やっと一般の人も気づいた
● 最終処分場運営協議会開く 埋め立て6年で約10% 供用期間どうする?  処分場が土砂災害警戒区域に
   一般的な供用期間は15年 埋め立て終了後も求められる遮水シートの耐久性
● 共に生きる未来へ 歌おう!  12月9日に第九コンサート ちょんこめ会発足30周年で   
● ヤトトン取り込め! 八丈島芸能文化祭開く
● 巷の話題は ヤスデ  シーズン迎え局所的に発生 サソリモドキが天敵? カラスは死骸を掃除
● 樫立会が40周年   記念品は酒と復刻古書
● 南海俳壇 八丈俳句会(十一月例会)
● たんしん 
   伊豆諸島ウオークin八丈島 12月1日、町役場特設会場スタートゴールで
   東京弁護士会法友全期会の第43回八丈島法律相談会 1日、七島信用組合で
   八丈島ライオンズクラブ主催 第22回チャリティー・ディナーショー 5日、リードパークリゾート八丈島で
   大賀郷東里の薬師堂例大祭 9日、境内で
   フリーライブイベント「BAND A GOGO」 15日、ポットホールで
   八丈島テニスクラブシングルス大会結果
   少年野球学童部リーグ戦結果 大賀郷ファイターズ優勝
  
   


 

遠くリトアニアから爽やかな風
VIVA VOCE

フレンドシップコンサート


 リトアニアの現首都ビィリュニスにあるドヴァリョナス音楽学校(1948年創立)は生徒数2000人、教員数230人が在籍する同国最大の規模をほこる。欧州各国で活躍する音楽家を数多く輩出している。

 



 

 1970年に結成された合唱団「ヴィヴァ ヴォーチェ」は、11歳〜18歳の生徒150人が所属。国内外で数多くのコンサートを開催し、高い評価を受けている。特に98年から今回も同行したライモンダス・カティナス氏とヴェルギニア・カティニネ氏の2人が指揮・指導者に就任してから、その評価は益々高まっている。
 近年、在リトアニア日本大使館との友好関係が緊密になり、昨年12月に行われた同大使館での日本国祝賀行事にゲスト出演したのを受け、日本ツアーの話が現実的になったという。



 

 
 バルト3国の一つで、国際交流員・マンタスさんの母国リトアニアのドヴァリョナス音楽学校の女子合唱団「VIVA VOCE(ヴィヴァ・ヴォーチェ)」によるフレンドシップコンサートが12日に町ホールで開催された=写真。
 「VIVA VOCE」はラテン語で「生きている声」の意味。遠い異国からやってきた14歳から18歳までのメンバー34人が響かせる繊細で透明感あふれるハーモニーに、聴衆は強く心を揺さぶられた。

 静かでいて存在感のあるピアニシモの旋律で始まった「ヴィヴァ ヴォーチェ」のフレンドシップコンサート=写真。同じフレーズをずらしながら繰り返し歌うスタルティネスという歌唱法も取り入れた民俗音楽は、目の前にリトアニアの風景の広がりを感じさせた。クラシック作品からアップテンポなポップス、ジャズまで、多彩な選曲と演出は聴衆を飽きさせない。貝殻や木の棒を打ち鳴らし、縦笛を吹いての演奏や振り付けもスパイスとなった。日本の楽曲「さくらさくら」「ふるさと」「花は咲く」の3曲も取り入れ、1時間余りに14曲を披露する、印象的な舞台となった。

 

×

 


 来日したのは合唱団の34人と、指導者ら総勢38人。8日に出国し、ヘルシンキ経由で10日に成田着。八丈島へは11日2便で来島した。着いたばかりの空港ロビーで、いきなり息のあった美しい旋律を披露し、出迎えた関係者を驚かせた。
 その後、ふれあい牧場見学、よされ会による「八丈太鼓ワークショップ」を体験し、夜は旧末小に宿泊。翌12日午前中は底土海水浴場で生徒数人は水泳を楽しんだ。お昼は町役場で歓迎の昼食会。そして夜のコンサートに臨んだ。
 コンサートの冒頭、八丈町とリトアニアの架け橋となった重枝豊英前リトアニア大使の後任で、熱中小学校の講師として八丈島を訪れたことのある現リトアニア大使の山崎史郎さんのビデオメッセージが流され、「リトアニア人の国民性は日本人と似ていて、少しシャイで素朴で温かい。それは、八丈島にお邪魔した時に島民にも感じたこと」と紹介した。生徒らは滞在中も、礼儀正しくまじめで、音楽に真剣に取り組んでいた。

 

 合唱団を指揮したライモンダス・カティナスさんは「バルト海は冬の水温が5、6度。八丈の海は島民の心と同じように温かく、泳いだ生徒もいました。本当に温かく迎えていただき感謝します。ぜひいつか、リトアニアにも来ていただければ」と感謝のコメント。生徒は「立ち寄るところすべてで歓迎を受け、気持ちよく滞在できました。コンサートで少しでも感謝の気持ちが伝えられたならよかったです」「八丈島は木も花もリトアニアとは全く異なりました。東京では大都会を、八丈では豊かな自然を体験でき、これから新幹線に乗るのが楽しみです」「八丈太鼓もとても楽しかった。できれば太鼓ごと持ち帰りたかった」などの感想が聞かれた。
 一行は、異国から吹いた爽やかな一陣の風のような余韻を残して、13日に島を離れた。
 その後も14日から愛知、京都の観光をはさみ、18日には岐阜市でコンサート(岐阜県主催)を開催。第二次大戦下に「命のビザ」を発給したことで知られる当時リトアニアの日本総領事代理の杉原千畝生誕の地・岐阜県八百津にも滞在し地域の人たちと交流。23日に帰国の途についた。

 山下町長は「心から歓迎します。マンタスさんが8月から町の国際交流員となり、こうして来日した合唱団にも立ち寄ってもらえました。リトアニアとの深いきずなができたことを大変うれしく思います」と歓迎のあいさつ。その後、合唱団の2人の指揮者からリトアニア名産のリネンを使った肩掛けの織り物などがプレゼントされた。