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第3684号  2017年(平成29年)8月25日 金曜日


● 体験観光の推進 軸に 官民連携の協議会設置へ
   「八丈版DMOに」
   「公園法見直しも」
● 地域の旅行会社に
● 海霧の夏 湿った南西風が冷水塊に接して?

● 内閣府 国境離島支援策表明 「日本の国境に行こう!!」プロジェクト始動
   国境の島活性化七箇条
   動き出したシンボルP
● 八丈島JAZZフェス2017 子どもたちのアイデアとパワーで
● 加納 土さんの卒業制作映画 PFFアワード入選
● 三根小 タイムカプセル掘り出して移動

● 事件・事故史が伝える八丈島
   平安時代に粟酒
   感動呼んだ脱出劇
   青ヶ島から熊野へ
   熊野からサンマ漁船
● 豊嶋代官は突き落とされた?
● 「太古から海で結ばれた熊野と八丈」 和歌山県新宮市で講演 「八丈島の徐福伝説」笹本直衛

● 青ヶ島村営塾開設に向け社会実験
      順大生が講師 「夏の勉強会」 国際教養学部3年 小野綾介
● 双方向的な対話の場に
● 末吉多目的交流施設で福八サマーキャンプ 「みんなで創ろう」テーマに 準備段階からSNS駆使して

● たんしん
    八丈島RAINBOWCUP2017フットサル大会が9月2日、3日、南原スポーツ公園サッカー場で
    第13回ユニバーサルキャンプin八丈島が9〜11日、底土キャンプ場で
    第29回八丈島文化フェスティバル(来年2月18日)出演・出展者募集。受付は15〜30日




 


海霧の夏
湿った南西風が冷水塊に接して?


8月上旬は、青空でも、南西の海上で発生した海霧が陸地へ上がってくる現象がたびたび見られた。八丈小島の頂上だけが見えたのは8月6日=写真上。8月4日は逆に、頂上部まですっかり雲に覆われていた=写真下。

今年の神湊港定地水温平均値 
(資料提供=農水センター八丈事業所)


 7月下旬から8月上旬にかけて、島の南西側の海上から濃い霧が立ち込める珍しい現象が続いた。霧は温かい空気が冷たい海水にふれて発生する「海霧」とみられる。
 要因の一つとして考えられるのが、低水温。今年は黒潮の流路が定まらず、6月末からは島の南に大きく蛇行するC型海況になり、島周辺は冷水塊で覆われた。神湊港の定地水温も振り幅が大きくなり、6月に24度台だったのが、7月上旬には21度台まで下がり、その後も平年より3〜5度低い「記録的な低水温状態」が続いている。
 一方、この夏の気圧配置は、三陸沖に低圧帯があり、関東付近まではナライ(北東)の冷たい風が吹き込み、各地で大雨による被害が発生するなど不安定な天候が続いた。これに対して八丈島は雨が少なく、南西の湿った暖かい空気が入り込み、例年以上の蒸し暑さとなっている。こうした条件が重なって「海霧」を発生させているようだ。
 低水温は島の漁業にも影響する。今年は冷水を好むケンサキイカがこれまでに5.3トン釣れた。キンメは7月だけで124トンと、月間では過去最高の豊漁だという。一方、温かい潮に乗ってくる夏場の小ムロは少ない。
 なお、黒潮の蛇行はいったんおさまるが、また、C型に戻ると予想されている。