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第3539号  2012年(平成24年)10月12日 金曜日


● 生死分ける20分を体感 津波被害想定し、防災避難訓練 災害時は暗闇、悪天候、難路も…
八高1年生 校舎で宿泊防災訓練 非常食と1.5リットルの飲料水だけ シャワーなし、毛布で一夜
● 講演 古事記にある天皇家の始祖伝承 飯田勇 都市協学部教授
     島の北東側、放射線量が高いエリア 福士政広 健康福祉学部教授
● 大島、八丈島の線量マップ作成 福士教授
● 9月の来島者増加
● 雨の3連休 欠航なく「ホッ」
● 秋の海遊魚まつり
新刊 末吉在住亀山亮さん新しい写真集 AFRIKA WAR JOURNAL
● 山下栄太選手100メートル11秒9 変更後、2度目の記録会 新記録12
● 学童野球 坂上フェニックス8連覇 南海タイムス社杯
● トラック運送PR
● レモンで島おこし(2)生食・加工用で200トン生産 加重、ジャムなど 町が加工品開発を支援
● 岡山城天守閣前で八丈の伝統芸能も 戦国の貴公子 宇喜多秀家☆フェス
● 梅田氏 無投票3選 利島村長・村議選
● 台風で避難のヨット船長死亡 波の様子見に行き?
● 秋祭りシーズン到来
● 「成功だったが課題も」離島甲子園 議会の総括は
● たんしん 13日 第3回24時間チャレンジ八丈太鼓
● たんしん 17日〜23日 東海エリカさん「毛糸のバッグ」展
● たんしん 20日 第4回八丈島福祉寺小屋
● たんしん 27日 あびの実第77回公演「竹遊〜たけあそび」
● たんしん 28日 黄八で銀座2012


生死分ける20分を体感 津波被害想定し、防災避難訓練
災害時は暗闇、悪天候、難路も…



徒歩で避難してきた海岸沿いに住む人たち



町消防本部隊員による普通救命救急講習


 南海トラフ沖での巨大地震にともなう津波の発生を想定した八丈町防災訓練が5日、大賀郷地域を対象に実施された。防災訓練には八丈高校の全生徒も参加し、避難住民の受け入れ支援などを行った。

 中央防災会議などが、8月に発表した同地震による被害想定では、地震発生から八丈島へ津波の第1波が到達するまでの時間は最短20分。津波の高さは最大17mとされており、災害発生後の迅速な避難行動が生死を分ける大きな要因となる。

 この日、防災無線で大津波警報の発令を告げたのは午前8時35分。防災無線を聞いた海岸付近の八戸、千鳥、大里、甚太の住民は、徒歩で海抜30mの標識があるところまで、避難を始めた。

 参加者が徒歩で避難場所に集合するまでに要した時間は大里7〜8分、八戸13分、千鳥19〜24分(甚太は車で避難して5分)。結果的に津波の最短到達時間までに避難できない住民も出た。

 これが実際の災害となれば、夜間や気象状況、さらに地震による直接的な被害で住宅が倒壊したり、避難経路が寸断されるなどのケースも十分に想定され、安全な場所に逃げるまでには、さらに多くの時間を要することになる。

 大中下まで避難した千鳥地区の住民らは「こちらの道は平坦だけど高い場所にいくまで距離が長く時間がかかりすぎる。むしろ河口の坂を大里側に避難する方が、短時間で高度が稼げる」と、自宅から歩いてみた避難経路について、感想を話し合っていた。



 また、八重根港近くの住民は「沖合の岩や海岸の岩が撤去され、桟橋からのなだらかなスロープをつたって、台風でも石が道路まで打ち上げられるようになった。道路整備による移転もあるが、海岸沿いの住宅も少なくなった。特に昨年の東日本大震災による津波災害を見てからは、正直なところ恐くて仕方ない」と複雑な心境を語った。