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第3526号  2012年(平成24年)6月22日 金曜日


町立病院で白内障手術 日医大 年内にも実施へ
院外処方 決定まだ先 町立病院 診療報酬改定など状況に変化も
● ウェルカメ! 底土で産卵
● 八重根、南原に高波 台風4号
● 島の中学生が熱闘 離島甲子園まで2カ月 8月27日〜30日
  全国から400人 迎え入れ準備は… 島から島へ
● 野球通して伝える島への思い 野球場オープン記念講演「人生先発完投」村田兆治さん
● 大島産アシタバ規制値超え 都の放射能検査で 乾燥、生葉から 八丈島産はND
● ウミガメ 6年ぶりに産卵確認 「あたたかく見守って」
● さわさわ「生涯未婚率」森清耕一氏

● 町新庁舎完成 来年2月末に 工期3カ月延長 追加工事で契約金額変更も
● 新体制で再出発 農産品販売委託 誰でも可 えこ・あぐり
● 読み札 5地域の方言で 「島ことばかるた」改訂版
● 島の海水浴場すべて水質「適」 八丈の5カ所は「AA」 セシウム不検出
● たんしん 30日 講演会「絵本が結ぶ家族のきずな〜0歳からの絵本との出会い」
       7月1日 ワークショップ「作って遊ぼう 布の絵本」
● たんしん 第2回八丈島卓球大会ジュニア新人戦結果


ウミガメ、6年ぶりに産卵確認


初めに掘ったのは左側に見える階段下。いったんは海へ向かい、また戻ってきた


産卵を終えて、砂をかぶせているところ


遠くから産卵シーンを見守っていた人たちは、産卵後に近寄り、いっせいにカメラを向けた


右前足にタグをつけた。番号はJP50731




 ウミガメが卵を産み、きれいに砂をかぶせて海へ還っていった。この産卵のシーンを約50人の住民が見守った。

 ウミガメを最初に見つけたのは、午前5時に犬の散歩で訪れた三根、岡馬よし江さんと同、細谷昇司さん。波打ち際からコンクリートの階段までの砂浜の上を、ウミガメの足跡がくっきり2本あるのを不思議に思って歩いていると、何か動くものに気づいた。5時27分ごろだった。

 もう空は明るい時間帯で、ウミガメは階段脇の砂を掘っていた。その下にはコンクリート面があるため、少し離れた階段の脇で再び掘り始めた。が、そこでもコンクリートにぶつかり、あきらめたのか、海へ向かっていったのが6時半過ぎだった。波打ち際で岩にぶつかり、立ち往生。しばらくしてから陸側へ戻り、階段の手前を掘って産卵した。

 細谷さんの連絡を受けて自然ガイド関係者が駆けつけ、徐々に見物人が増え始めた。ツイッターで知ってやってきた人もいた。

 産卵後、ウミガメウォッチャーで知られる、近くに住む奥山勲さんの長男・真吉さんらが甲らを測定。長さ78cm×幅58cmあることがわかった。右前足には、番号(JP50731)と日本ウミガメ協議会の連絡先が書いてあるタグも取り付けた。

 底土海岸でのウミガメの産卵は、99年、02年、05年、06年に確認されており、今回は6年ぶり。ウミガメは産卵後、50〜65日後にふ化するが、06年は61日目に116匹、05年は54日目に103匹がふ化した。

     

 支庁港湾課は、産卵場所を柵と網で囲い、「ウミガメの卵を保護しています」「あたたかく見守ってください」などと書いた4枚のパネルを掲示した。ふ化の前兆についても「ふ化が近づくとニオイがし、表面の砂がすり鉢状(クボミ)になります」などと紹介している。

 最初にウミガメを発見した岡馬さんは、台風一過の20日にも底土海岸を散歩した。「昨夜の嵐でも大丈夫でした。うまく卵がかえってくれるといいのですが。それが楽しみです」と話している。