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第3509号  2012年(平成24年)1月20日 金曜日


避難誘導、備蓄体制強化も 都防災対応指針 島しょの対策は…
  津波ハザードマップ見直し 海運中止 物資途絶も想定

● 底土の燃料タンク 町議会 安全対策求める 内燃力発電所内の備蓄20〜25日分
シリーズ『災害と向き合い 生きる 気仙沼大島の3.11』2 水、電気、燃料、食料がない 
末小で創立140周年式典
人材育成基金助成事業募集 離島センター
南海俳壇 一月例会
学校で芸術体験「子ども劇場」」が働きかけ 内面を表現 違う価値観との出会いも
● 連載 縁(えにし)八丈力とは(7)巫女と癒しの民俗 土屋久氏

● 私債権放棄額10年度865万円 町、管理条例制定後初めて
● 12月議会の契約 富士野球場改修
● 凧揚げ大会
● 八重根船客待合所完成 2月1日から供用開始

● 大型公共工事の影響で 貨物は18%増 東海汽船
● 世界舞踊祭で樫立踊り 各国大使らが鑑賞
● 交通事故120件 11年の事故件数
● さわさわ「孤独死って?」森清耕一さん

● たんしん 22日 第23回八丈島文化フェスティバル
● たんしん 22日 坂上地区武道会合同鏡開き大会
● たんしん 26日0時〜4時 島内全域の停電
● たんしん 28日 第1回島ことばカルタ大会
● たんしん 29日 第62回八丈島囲碁選手権大会



学校で芸術体験「子ども劇場」が働きかけ
内面を表現 違う価値観との出会いも



昨年12月、三原小で行われた「ダンスを手段にしたコミュニケーションWS」



 文化庁の芸術家派遣事業が始まったのは02年から。八丈では09年度から、教育委員会が「島ことば普及」とからめて、文化庁や文部科学省の事業を推進し、これまでに7校で実施してきたほか、2校が学芸会に向けて、独自に都の事業を取り入れている。

 昨年11、12月、おやこ劇場「あびの実」がコーディネートし、文化庁による「次代を担う子どもの文化芸術体験事業」のワークショップ(WS)が島内の4小学校で行われた。

 学校からの申請方式に加え、昨年からは公募で選ばれた市民団体やNPOなどが仲介する新たなアプローチが始まり、今年度、同庁の委託を受けたNPO子ども劇場東京都協議会が都内10地域、計50校での実施を企画。同協議会に所属する「あびの実」が各小学校へ実施を働きかけた。

 同協議会専務理事の森本真也子さんによれば、国や都がこのような事業を推進する背景には、コミュニケーション能力が弱い、あるいはできない子どもや若者が増加していることへの危機感があるという。

 「デジタル文化の普及や、人間関係、家族関係が子どもに緊張を強いるものになっている。自己責任論が強調され、人と関わりをもって共に育つ部分が弱くなった。そこでクローズアップされたのが、表現教育。『自分の内にあるものを表に出す』ことを目的にしたWSを行い、互いを知りあうことで真のコミュニケーションが可能になる」と森本さん。

 近年、子ども劇場は、都の文化事業などにも関わり、文化芸術を通じて地域をつなぐコーディネーターとしての役割を担ってきた。表現教育の専門家によるWSを各地域で実施してきた実績もある。「今回子ども劇場が関わったことによって、初めて芸術体験を取り入れた学校もある。行政の手の届かない部分を担う存在として、地域をつなぐ人たち、NPOや市民が果たす役割は、今後さらに大きくなっていくと思う」と森本さんは話している。