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第3461号  2010年(平成22年)11月5日金曜日


● 新議長に小澤氏 町議会新体制決まる 選挙後初の臨時会 提出議案取り下げ
● 全国大会で審査員特別賞 八高吹奏楽部が快挙! 降りそそぐ星イメージ
生鮮食品入荷なし 船は6日も 台風14号と低気圧で
● 国際規格ISO認証取得 給食業務受託の「新日本フード」
● 写真投稿 45年ぶりの再会 大中11期還暦修学旅行
歴代会長 現役にエール 商工会青年部40周年記念式典 「失敗恐れず経験積む場」
ざつおん 町議会の録画・公開、時代の要請
● 初適用で100万円節約 議員の報酬支給改正条例
● フェニックスがお礼の遠征
● FCやたけ優勝
● 白鳥飛来 季節は冬へと…
● 黄八丈姿で銀ブラ…
● 2人に感謝状 功労表彰は22人 10年度八丈町表彰式
● 農水大臣表彰
● たんしん 優婆夷宝明神社例祭
● たんしん 八丈島法律相談会
● たんしん 八丈島民大学講座
● たんしん 大賀郷中音楽会
● たんしん 八丈島寄席
● たんしん 浅葉克己杯八丈島全島卓球大会
● たんしん 八丈島夢伝
● たんしん 第21回八丈島オープンテニス大会結果


降りそそぐ星 イメージ
全国大会で審査員特別賞 八高吹奏楽部が快挙








 「ホールの天井から八丈の星がたくさん降り注ぐのをイメージして演奏することができました」──。10月30日、文京シビック大ホール(1802席)で開かれた「第16回日本管楽合奏コンテスト」(日本音楽教育文化振興会主催)の高等学校A部門(10人から35人編成)に出場した八丈高校吹奏楽部は、審査員が特に優れた1校を選ぶ審査員特別賞を受賞した。出場した19校中最も少ない14人編成ながら、全国大会という大舞台で審査員やホールを埋めた聴衆の心に深く届く演奏を披露した。
 A部門には全国から200校を超える応募があった。予選は審査員に校名などを伝えず、MDに録音して送られてきた演奏を聴いて選ぶブラインド審査。それを経て、初挑戦で初出場を果たした。
 相馬孝洋さんが書き下ろした演奏曲「星々の鏡像」をコンテストで演奏するのはこれが3回目。練習を重ねるほどに部員のみんなが曲への理解を強くしていったという。大会直前の26日、読売新聞朝刊の都内版が、「14人で奏でる八丈の流星」の見出しで吹奏楽部のことを大きく取り上げ、部員の気持ちもますます高まっていった。
 部員が上京したのは28日の最終便。当初は翌29日を予定していたが、台風接近で天候が悪化したため、校内会議を開き予定を変更、結果的にこの便を逃せば出場できなかった。
 29日午後と30日午前中、小山台高校の施設を借りて練習。2年生で部長の沖山恵美さんは「こっちへきてから自分たちの音楽が変わってきたのを感じた。先輩たちも応援に駆けつけてくれ、みんなで一音一音大切に吹こうと話し合った」と、手応えを感じながら本番を迎えた。
 編成の小さい順のため、八高はトップバッター。八丈島の美しい星空を表現したという曲は、宇宙の広がりを感じさせる立体的で美しい展開。生徒はいずれも2つ以上の楽器を受け持ったため、8分間の演奏時間中、めまぐるしく舞台上を移動した。楽器を持ち替えながら、複雑で伸びやかな音色を奏で、他の出場校とは趣の異なる独特の音楽世界を表現した。
 出場した全19校の演奏が終わり、7人の審査員による審査結果が発表された。八高は惜しくも最優秀校(5校)に届かず優秀校となったが、少ない人数で数多い楽器をこなし、演奏技術・センスも高く、強く印象に残ったという理由で、審査員特別賞に選ばれた。
 審査員で作曲家の中橋愛生さんは講評で「持ち替えが多く大変そうでしたが、まさに全員一丸となって素晴らしい演奏でした。一人ひとりの技術・表現力がとても高く、それが集まって一つの合奏体となっていくのが、『管楽合奏』と呼ぶのにふさわしいものだったと思います。作品も美しく、八丈島の風景が浮かんでくる『皆さんの音楽』を聴かせていただきました」と感想を記している。
 演奏を見守った相馬さんは「落ち着きもあり今までで一番いい出来。ホールも八高のサウンドに合っており、間がきれいに入り、音の余韻が特によかった」と、生徒の演奏を絶賛した。
 指揮の鈴木孝助教諭は「欠航の合間を縫って、運良く東京での最後の舞台に立て運命的なものを感じていた。生徒にも悔いのない演奏をしようと話した。前夜には体調を崩していた生徒も本番では回復し、集中してミスのない演奏ができた。うちの演奏は他校の吹奏楽とは異質なもので、それが伝わったと思う。生徒や相馬くん、吹奏楽部を支えてくれたみなさんに感謝しています」と話していた。