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第3427号  2010年(平成22年)1月1日金曜日


● 2010年を迎えて 「お任せ」から参加型に
● 劇団かぶつ 島ことばで学校巡演
● 万葉集を楽しむ 奈良県立万葉文化館長・中西進氏 島民大学講座
● 有料ホーム誘致を提案 在宅サービス支援も要望 町議会一般質問
● 師走の島をツーリング 島のバイク仲間サークル発足へ
● 特集 八丈方言 奈良時代の東国の言葉 千葉大学教授・金田章宏氏を囲み講座開く
● 特集 島ことば どう伝えていくか 教育現場での試み始まる
● 特集 習うより、遊べ 八丈太鼓 次世代へ伝える環境づくりを
● 特集 江戸と猫と木版画 間宮彩子さん
● 頌春句 八丈俳句会
● 巨樹を見上げて 番外編  八幡様の大スギ
● 特集 数え切れないドラマと共に 50回迎える中学校陸上競技会
● ブラスと歌とピアノにサンタ 盛りだくさん島のハッピークリスマス!
  「懐かしき青春!ブラスの祭典」「雪舞うXマス!白井さん出演」
  「ピアノに乗って トークもたっぷり」
●「国保税率 現状維持を」 運営協議会が答申
● 民主、自民が候補者擁立 島部選挙区・都議補選
● 岩渕クリニック開業 町立病院と連携、役割分担も
● メジャーの斎藤隆投手が野球教室
● 元旦のラジオで
● 新春の行事 第42回新春サッカー教室 消防団出初式 成人祝賀式 武道会鏡開き
  第29回パブリックロードレース 第21回文化フェスティバル 凧揚げ大会 武道始式




江戸と猫と木版画
父は八丈島永郷出身 間宮彩子さんの作品







 東京都府中市に住む間宮彩子さん(旧姓=金城、29)が、江戸の風景と猫をモチーフに木版画を作るようになったのは、23歳のときからだった。武蔵野美大学3年のとき、専攻科目を油絵から木版画に変えた。浮世絵を学び、現代の職人さん巡りをする中で、江戸の伝統的な文化が今も東京で受け継がれているのを目の当たりにした。
 江戸関連の本を読むにつれ江戸に惹かれるようになり、古い写真を見る目も、「もう生きていない人たち」という見方から、「確かに江戸を生きた人たち」にわっていった。そして、職人芸に尊敬の念を抱くようになった。
 版画の制作でチャレンジャーぶりを発揮したのが、05年の屏風の大作。躍動あふれる猫の粋な舞姿は、観る者をワクワクさせ、愉しませてくれる。「祝言」リーズも、猫の存在感が人間らしくてユーモラスだ。
 父・金城巌さんは八丈島永郷育ちで、祖母は大賀郷、金城雅子さん。金城家は術家揃いで、06年に叔父、叔母と4人展、09年は叔母と3人展を、東京・表参道のギャラリー「リビーナ」で開いた。叔母は彫刻家・金城靖子さんと日本画家・内藤眞理子さん、叔父は彫刻家・金城寛さん。
 日頃は立川のカフェで働き、ケーキを作っている。版画は、その仕事の合間に作するという。好きな猫と江戸と版画とのつき合いは、これからさらに深まっていくことだろう。